中国語を繫体字で勉強したい14

中国語を繫体字で勉強したいパート14 中国語
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繁体字で中国語を勉強したいと思ったことはありませんでしょうか。

台湾や香港に行く用事があってある程度勉強をしたいと思ってもあまりテキストはありません。簡体字ならあるけど、わざわざ繁体字に直すのが面倒。

そういった悩みを解決すべく私のオリジナルで繁体字のテキストをつくろうと思います!

と言ってもさすがに無理があるので、いくつかのテキストを参考にそれを簡体字から繁体字に直します。

シリーズ一覧はこちら

では頑張って勉強していきましょう!

14.結果補語と数量補語

ここでは、動作・行為の結果がどうであるかを表す「結果補語」と「数量補語」について解説します。

72.結果補語~肯定文・否定文・疑問文

“看完kàn wán”(読み終わる)、”寫錯xiě cuò”(書き間違う)、”吃飽chī bǎo”(おなかいっぱいになる)というように、ある動作を示す述語動詞の後にもう一つ動詞の”完wán”や形容詞の”錯cuò” “飽bǎo”などを置き、その動作が結果的にどうなったかを補足説明するのが、「結果補語」です。文型は次の通りです。

【基本文型】肯定文

主語 + 動詞 + 補語〔動詞/形容詞〕+ 目的語

我看完那本書了。Wǒ kàn wán nà běnshūle.(私はその本を読んでしまいました。)

結果補語になれるのは動詞と形容詞だけです。”看見kànjiàn”(見える)のように、複合動詞の一つにみなされるものもあります。

また、結果補語は動詞と緊密に結びついているため、その間に他の成分を入れることはできません。アスペクト助詞の”了le”や”過guo”あるいは目的語などは、結果補語の後に置きます。

我已經記住了這一課的生詞。Wǒ yǐjīng jì zhùle zhè yī kè de shēngcí.(私はこの課の進出単語をもう覚えました。)※記住jìzhùでしっかり覚える

【基本文型】否定文

否定形は述語動詞の前に”没(有)méi (yǒu)”を用います。

主語 + 没(有)méi (yǒu) + 動詞 + 補語〔動詞/形容詞〕+ 目的語

他沒有作完練習。Tā méiyǒu zuò wán liànxí.(彼は練習をやり終わっていません。)

「まだ~という結果を見ていない」という意味で、”還沒(有)hái méi(yǒu)~呢ne”もよく用いられる形です。

我還沒(有)學會漢語呢。Wǒ hái méi (yǒu) xuéhuì Hànyǔ ne.(私はまだ中国語をマスターしていません。)

【基本文型】疑問文

“嗎ma”を用いて作る疑問文のほかに、”~了沒有le méiyǒu”を用いてつくる反復疑問文もあります。

你吃完早飯了沒有?Nǐ chī wán zǎofànle méiyǒu?(朝ごはんを食べ終わりましたか。)

73.結果補語~目的語の位置

動詞が目的語を伴っている場合、目的語が文頭にくることもあります。

那本小說你看完了嗎?Nà běn xiǎoshuō nǐ kàn wán le ma?(その小説をあなたは読み終えましたか?)

74.数量補語について

述語動詞の動作・行為が行われる回数、続けて行われる時間を表す補語を「数量補語」と言います。

【基本文型】

主語 + 動詞 + 数量補語〔時間・回数〕

主語 + 動詞 + 目的語 + 動詞 + 数量補語〔時間・回数〕

我一天睡八個小時。Wǒ yìtiān shuì bā ge xiǎoshí.(私は一日8時間寝ます。)

数量補語の中には、動作の回数を表すものを「動量補語」、動作の継続時間を表すものを「時量補語」と区別していう言い方もあります。

動詞の最後に目的語が来るときには、その動詞を繰り返し、時量補語をそのあとに置きます。また、副詞や能願動詞は動詞の前に置かれます。

他學漢語學了四年。Tā xué Hànyǔ xuéle sì nián.(彼は4年間中国語を学びました。)

動量詞”次cì”、”遍”biàn”、”下xià”は、数詞と組み合わせて動詞の後に置き、動量補語として動作の回数を表すことができます。

上午他們來過兩次。Shàngwǔ tāmen láiguo liǎng cì.(午前に彼らは2度やってきました。)

今日はここまでです。お疲れ様でした!

参考文献

完全マスター中国語の文法[改訂版]

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