スラムに行って思ったこと( with Eng)

フィリピン
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今回は少しだけスラムに入る機会があり、入り口を30分ほど警備された中で見学に行きました

実際に見ると異なる

私は今回初めてスラムに行きました
I went to a slum for the first time.

動画をいくつか見たことがあったのでスラムとはどういうところが知っていました
I had known about it a little, because I have watched a video of it.

しかし、行ってみると思っていものとはだいぶ異なりました
But, it was different from what I have thought.

匂いも雰囲気も違いました
The smell and atmosphere were different.

そこで私は異様な光景を見ました
Then, I found it was serious.

なぜか子どもたちは楽しそうにしていたのです
Children look very fun.

日本の子どもたちよりも
More than Japanese children.

苦しいはずなのに楽しそうでした
They must be suffer, but they look happy.

苦しいことを分かちあえる仲間がいたほうが楽しいのかもしれません
Maybe it’s more fun to have friends with whom they can share their pain.

そこに住もうと思わないが、もっとスラムのことについて知りたいと思いました
I don’t want to live there, but I would like to know about the slums.

フィリピンのスラム状況

フィリピン・マニラにはスラムが2つあります

スモーキーマウンテンとスモーキーバレーです

最初にできたのはスモーキーマウンテンです

もともとスモーキーマウンテンは漁師町でした

フィリピンではごみ処理の整備がされておらず、マニラ市内から出たごみがスモーキーマウンテンに集められました

1980年代後半からスモーキータウンが貧困の象徴として意識されるようになり政府がスモーキーマウンテンを閉鎖しました

スモーキーマウンテン閉鎖にあたって政府はスモーキーマウンテンに住む人たちに退去を命じる代わりに住居を用意しました

しかしスカベンジャー(ごみを集めて生活を営む人たち)は思った仕事に就けず生活できなくなってしまいました

単純に仕事を奪われただけだったのです

そのため一部の住民は近くのスモーキーバレーに移住し従来と同じように生活をしています

スモーキーマウンテンの名前の由来はごみと太陽光が化学反応し煙が常に上がっている様から名づけられました

現在はスモーキーマウンテンとは呼ばれておらず、トンド地区と呼ばれています

スモーキーマウンテン閉鎖後、ごみは向かい側のスモーキーバレーに集められることになりました

もともと谷でくぼんでいるのでごみを集めやすいだろうということだったのですがすぐに埋まったそうです

スモーキーバレーは第2のスモーキーマウンテンと呼ばれ、スモーキーマウンテンから退去を命じられた人が現在も大勢住んでいます

スラムの問題点

スラムには様々な問題があり一部を紹介させていただこうと思います

1つ目はゴミ山問題です

スモーキーマウンテンは閉鎖後、一般の人の立ち入りは禁止されています

そのためスモーキーマウンテンではなくスモーキーバレーにスカベンジャーは住んでいます

スモーキーバレーは2000年に崩落事故があり、いったん閉鎖されました

しかし、すぐ隣に第2のゴミ山の投機が始まります

2009年には第1のゴミ山で再び投棄が再開され計2つのゴミ山が日々大きくなっています

2つ目は犯罪率の上昇です

スモーキーマウンテン、スモーキーバレーの夜は危険です

殺人、強盗、レイプなど犯罪が当たり前のように行われているそうで、望まない妊娠・出産を経験する10代の少女も珍しくないそうです

昼と夜は全然異なる世界です

私は昼間に訪れたので、子供たちも遊んでおり命の危険は感じませんでした(決して安全というわけではありません。どうしても訪れなければならないときは細心の注意を払ってください)

昼間の治安はそこまで悪くない印象でした

私は集団で行動しており、スマホだけポケットに入れて手ぶらでガイドにくっついていきました

それでもいろいろな人が話しかけてきます

といっても「アリガト!」と言われるだけですが

夜になると本当に危なく警察も立ち入らなくなり、1人が亡くなってもニュースにはならないそうです

本当に恐ろしいですね

スラム街のお金事情

スラム街の人たちは政府から生活支援金をもらっているそうです

しかしそれは1日5ペソ(約10円)

とても生活できません

それにスモーキーマウンテンは退去命令地域なので住んでいないとみなされ生活支援金を打ち切られることもあるそうです

いったい何を売って生活しているのでしょうか

プラスチック類、金属、紙類、衣類、木製品が売れるそうです

プラスチック類はペットボトルやビニール袋などです

金属は携帯電話の中身やケーブルなど電気製品に入っています

紙類は汚れていなければ手早く換金できます

衣類は汚れていなければまた国内向けに出荷されます

木製品は燃料にされます

木炭に加工して出荷しています

まとめ

スラムについて少しでも知っていただけたら幸いです

実際に行ってみるとやはりスラムへの考え方が変わります

日本にスラムはないので海外に行くしかありません

一番衝撃だったのは日本の子供たちよりもスラムの子供たちの方が幸せそうに見えたことです

よくスラムへの募金を!の写真に笑顔の子供が写っていることがあります

本当にあのままです

意外と不自由な生活を共有できる仲間がいたほうが幸せなのかもしれません

なんだか考えさせられますね、、、

コメント

  1. Theo より:

    It’s difficult to find experienced people on this subject,
    however, you sound like you know what you’re talking about!
    Thanks

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