繁体字で中国語を勉強したいと思ったことはありませんでしょうか。
台湾や香港に行く用事があってある程度勉強をしたいと思ってもあまりテキストはありません。簡体字ならあるけど、わざわざ繁体字に直すのが面倒。
そういった悩みを解決すべく私のオリジナルで繁体字のテキストをつくろうと思います!
と言ってもさすがに無理があるので、いくつかのテキストを参考にそれを簡体字から繁体字に直します。
シリーズ一覧はこちら。
では頑張って勉強していきましょう!
58.主な介詞とその用法3
【給gěi】
「(奉仕の)対象」を表す:「~に」「~のために」
她給我介紹了北京的情況。Tā gěi wǒ jièshàole běijīng de qíngkuàng.(彼女は私に北京の状況を紹介してくれました。)
“給gěi”は、「与える、あげる」という動詞としても用いられます。
我給你這本書。Wǒ gěi nǐ zhè běnshū.(この本を君にあげるよ。)
【為wèi】
①「(奉仕の)対象」を表す:「~のために」
我們為社會做出了一點點貢獻。Wǒmen wèi shèhuì zuò chūle yīdiǎn diǎn gòngxiàn.(彼らは社会のために少しばかり貢献しました。)
②「目的」を表す:「~のために」※よく後方に”了le”を伴います。
為了美好的明天,我們應該努力學習。Wèile měihǎo de míngtiān, wǒmen yīnggāi nǔlì xuéxí.(素晴らしい未来のために、私たちは一生懸命勉強すべきです。)
“給gěi”と”為wèi”は似ており、いずれも「~のために」と訳されますが、“為wèi”は奉仕の対象のほかに動作の目的や原因を表します。”給gěi”は奉仕の対象しか表しません。
【替tì】
「対象」を表す:「~のために」※名詞や人称代名詞の前に置く。
家人替我高興。Jiārén tì wǒ gāoxìng.(家族は私のために喜んでいます。)
“替tì”は、「~に代わる、~の代わりをする」という動詞の意味にも用いられます。
李老師替我上課。Lǐ lǎoshī tì wǒ shàngkè.(李先生が私に代わって授業をします。)
※介詞には動詞から転化したものが数多く存在します。介詞が動詞として使われることもあります。
他在辦公室打電腦。Tā zài bàngōngshì dǎ diànnǎo.(彼はオフィスでパソコンを打っています。)《介詞》
他在辦公室。Tā zài bàngōngshì.(彼はオフィスにいます。)《動詞》
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